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ヒートマップで診断。CVRが低いLPのよくある詰まりポイント10選

Yoshinari Kawachi
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目次

広告費をかけてLP(ランディングページ)にアクセスを集めても、CVR(コンバージョン率)が伸びない。
そんなとき「何を直せばいいか分からない」と手が止まっていませんか。
一般的なWeb解析ツールで離脱率やCVRは見えても、「なぜ離脱したのか」は数字だけでは分かりません。
ユーザーがどこで迷い、どこで止まったかを可視化できるのがヒートマップです。

本記事では、CVRが低いLPに共通する「詰まりポイント」を10パターンに整理しました。
ヒートマップで見える症状から、原因と打ち手までセットで解説します。
「どこから手をつければいいか」が明確になり、改善の優先順位が決められます。
まずは自社LPを診断するつもりで読み進めてみてください。

なぜCVRが低いLPは「詰まり」で診断できるのか

CVRが低いLPには、必ず「詰まっている場所」があります。
ユーザーは興味を持って訪問しても、どこかで立ち止まり、離脱してしまいます。
その詰まりを見つけて解消すれば、CVRは改善できます。

「詰まり」とは何か

XXにおける「詰まり」とは、ユーザーの行動が止まる地点のことです。
「読むのをやめた」「ボタンを押さなかった」「フォームで離脱した」。
これらはすべて、何かがユーザーの行動を妨げた結果です。
大きく分類すると原因は「伝わらない」「見つからない」「不安が残る」の3つに集約されます。

なぜヒートマップで詰まりが見えるのか

ヒートマップは、ユーザーの行動を色や数値で可視化するツールです。
「どこまでスクロールされたか」「どこがクリックされたか」が一目で分かります。
一般的なWeb解析ツールでは「離脱率50%」という結果しか見えません。
ヒートマップなら「ページ中盤で急落している」という具体的な場所が分かります。
場所が分かれば、原因を推測し、打ち手を考えられます。

診断→仮説→改善のサイクル

LP改善は、一度で完璧になるものではありません。
ヒートマップで詰まりを見つけ、仮説を立て、改善し、効果を検証する。
このサイクルを回すことで、CVRは着実に上がっていきます。
まずは「どこが詰まっているか」を診断することから始めましょう。

ヒートマップで見るべき3つの視点

ヒートマップにはいくつかの種類があります。
LP診断で特に役立つのは、スクロール・クリック・熟読の3つです。
それぞれ見える情報が異なるため、目的に応じて使い分けます。

スクロールヒートマップ:どこまで読まれたか

ページのどの地点まで到達したかを、視覚的に示します。
到達率が急落している地点があれば、そこで離脱が起きています。
ファーストビューの弱さや、コンテンツの冗長さが原因になりやすいです。

scroll

クリックヒートマップ:どこが押されたか

ページ上のどこがクリック(タップ)されたかを示します。
CTA(コール トゥ アクション)ボタンが押されているかを確認できます。
「ボタンに見えないボタン」や「リンクに見える画像」は誤クリックを招きます。
押されるべき場所が押されていなければ、デザインか配置に問題があります。

Click

熟読ヒートマップ:どこで視線が止まったか

ユーザーが長く滞在したエリアを示します。
赤い部分は「じっくり読まれた」か「迷って止まった」かのどちらかです。
文脈によって解釈が変わるため、セッションリプレイと併用すると精度が上がります。
読まれていないのに長い文章がある場合は、削除や図解化を検討します。

area

この3つの視点を組み合わせると、詰まりの場所と原因が立体的に見えてきます。

> ヒートマップの基本や見方については「ヒートマップとは?定量データだけでは見えない「なぜ」を明らかにする方法」で詳しく解説しています。

CVRが低いLPに共通する詰まりポイント10選

CVRが低いLPには、共通するパターンがあります。
ヒートマップで見える「症状」から、原因と打ち手をセットで整理しました。
自社LPに当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

ファーストビューで詰まる(1〜4)

ファーストビュー(FV)は、LPの成否を決める最重要エリアです。
ユーザーは3秒以内に「自分に関係あるか」を判断します。
ここで詰まると、その先は読まれません。

キャッチコピーが抽象的で自分事化できない

  • 症状:FV直後にスクロール到達率が急落する

  • 原因:「誰に」「何を」が曖昧で、興味を引けていない

  • 打ち手:ターゲットの課題を具体的に言語化し、ベネフィットを先に出す

メインビジュアルが刺さらない

  • 症状:FVで視線が散り、熟読エリアが分散する

  • 原因:「使った後の自分」がイメージできない

  • 打ち手:人物や利用シーンを入れ、疑似体験を作る

信頼の根拠がない

  • 症状:FVで数秒停滞し、そのまま離脱する

  • 原因:「本当に大丈夫か」という不安が解消されない

  • 打ち手:実績、導入社数、受賞歴などをFV内に明示する

FV内にCTAがない、または弱い

  • 症状:FVエリアのクリックがほとんどない

  • 原因:次に何をすればいいか分からない

  • 打ち手:FV内にCTAボタンを1つ配置する

導線・CTAで詰まる(5〜7)

FVを通過しても、CTAで詰まるケースは多いです。
「見つからない」「押す気にならない」「押した先が分からない」が主な原因です。

CTAが目立たず、存在に気づかない

  • 症状:CTAボタンのクリック率が極端に低い

  • 原因:色・形が周囲と同化し、ボタンとして認識されていない

  • 打ち手:背景とのコントラストを上げ、ボタンらしい形状にする

CTAの文言が重く、心理的ハードルが高い

  • 症状:CTAは見られているが、クリックされない

  • 原因:「申し込み」「登録」が最終決定のように感じられる

  • 打ち手:「無料で試す」「まずは見てみる」など軽い言葉に変える

読了後にCTAがない

  • 症状:ページ下部まで到達するのにCVしない

  • 原因:行動を促す導線がない

  • 打ち手:各セクション末とページ最下部にCTAを配置する

不安解消・フォームで詰まる(8〜10)

CVの直前で離脱するケースも少なくありません。
「最後の一押し」が足りないか、フォームで挫折しています。

社会的証明が足りない

  • 症状:熟読されているのに、CTAクリック後のCV率が低い

  • 原因:「他の人も使っている」という安心感がない

  • 打ち手:導入事例、お客様の声、ロゴ一覧を追加する

Q&Aがなく、疑問が解消されない

  • 症状:ページ下部で滞留し、離脱する

  • 原因:「解約できるのか」「料金はいくらか」などの不安が残る

  • 打ち手:よくある質問を先回りして掲載する

フォームが重く、入力途中で離脱する

  • 症状:フォームページの離脱率が高い

  • 原因:項目が多い、入力が面倒、エラーが分かりにくい

  • 打ち手:必須項目を最小化し、入力補助(郵便番号→住所自動入力など)を入れる

10選まとめ(早見表)

No

症状

原因

打ち手

1

FV直後に離脱

キャッチが抽象的

具体ベネフィット化

2

FVで視線が散る

ビジュアルが弱い

利用シーン画像

3

FVで停滞→離脱

信頼根拠がない

実績バッジ追加

4

FVでクリックなし

CTAがない

FV内CTA配置

5

CTAクリック率低い

目立たない

コントラスト強化

6

CTA見るが押さない

文言が重い

マイクロコピー改善

7

読了後CV低い

導線がない

章末CTA追加

8

熟読後CV低い

証拠が弱い

事例・声を追加

9

下部で滞留→離脱

Q&A不足

FAQ設置

10

フォーム離脱

入力が面倒

項目削減・EFO

診断結果から改善の優先順位を決める方法

詰まりポイントが複数見つかっても、すべてを同時に直す必要はありません。
優先順位をつけ、効果の高いところから着手するのが鉄則です。

優先順位の考え方

改善の優先度は「影響度×実装難易度」で決めます。
影響度が高いのは、ユーザーが最初に通過するファーストビューです。
FVで離脱されると、その先の改善は意味を持ちません。
まずFVを固め、次にCTA、最後にフォームという順が基本です。

推奨順序

  1. ファーストビュー(キャッチ・ビジュアル・信頼要素)

  2. CTAの配置・文言

  3. 社会的証明・Q&A

  4. フォーム最適化

A/Bテストで効果を検証する

改善したら、必ず効果を検証します。
A/Bテストでは、変更点を1つから2つに絞ることが重要です。
複数を同時に変えると、何が効いたか分からなくなります。

A/Bテストの基本ステップ

  1. 仮説を立てる(例:CTAの色を変えるとクリック率が上がる)

  2. 変更点を1つから2つに絞る

  3. 十分なサンプルを集める

  4. 結果を記録し、次の仮説に活かす

小さく・速く・繰り返す

大きなリニューアルより、小さな改善を繰り返す方が成果は出やすいです。
1週間で1つの改善を回す、というペースでも十分です。
改善→検証→学習のサイクルを回し続けることが、CVR向上の近道です。

まとめ:CVRが低いLPは「詰まり」を見つけることから

CVRが低いLPには、必ず詰まっている場所があります。
その詰まりを可視化できるのが、ヒートマップです。

本記事では、よくある詰まりポイントを10パターン紹介しました。

  • ファーストビュー:キャッチ・ビジュアル・信頼・CTA

  • 導線・CTA:目立たない・文言が重い・配置がない

  • 不安解消・フォーム:証拠不足・Q&A不足・入力が面倒

まずは自社LPをヒートマップで診断し、どこが詰まっているか確認してみてください。
詰まりの場所が分かれば、打ち手は見えてきます。
小さな改善を繰り返すことで、CVRは着実に上がっていきます。

Wicleでは、ヒートマップとセッションリプレイを1つのツールで使えます。
ヒートマップで「怪しい場所」を見つけ、セッションリプレイで「原因」を特定する。
この組み合わせで、仮説の精度が上がります。

Wicleは無料でセッションリプレイとヒートマップを利用できます。

デモ動画:ヒートマップ

デモ動画:セッションリプレイ

セッションリプレイとヒートマップを組み合わせることで、ユーザーの行動を可視化できます。
どのようにデータが可視化されるのかをご確認いただけるデモプロジェクトも公開中です。

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