プロダクト利用促進を目的とした説明会後の機能利用率の把握

By Yoshinari Kawachi
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目次

「顧客企業」と「顧客企業と取引関係がある企業」が、経営リスクを素早く検知するために、リスクデータを共同で管理できるBtoB SaaSの活用事例のご紹介です。

目的

プロダクト利用促進を目的とした説明会の後、リスク管理データの入力進捗状況を把握したい。

プロダクト利用促進のため、「顧客企業」と「顧客企業と取引関係がある企業」に対し、説明会を開催。説明会後、リスク管理データの入力進捗を把握したい。

課題

説明会後、「リスク管理データを入力している企業が数百社いる」という数値しか把握できていなかった。

活用方法

1.「顧客企業と取引関係がある企業」を抽出し、利用状況を広範に把握。各企業の編集回数や活動時間を分析することで、全体の傾向を明確にし、利用状況のパターンを可視化しデータ入力を促進するための設計につなげる。

利用したWicleの機能:ユーザー検索/グループ検索

  • グループ検索で「顧客企業と取引関係がある企業」を抽出

  • 抽出した企業リストから「編集回数」「活動時間」を視覚化

  • 行動データの一部を「顧客企業」に共有し、利用促進のためのネクストアクションを設計

2.リスク管理データを入力していない「顧客企業と取引関係がある企業」の状況を知るために、ユーザーごとの利用機能を比較しギャップのあるユーザーを特定。

利用したWicleの機能:ユーザー検索/グループ検索/ユーザーリストのカスタマイズ

  • グループ検索で「顧客企業と取引関係がある企業」を抽出

  • 抽出した企業リストを機能Aの利用数でソートし、機能Bの利用数と比較することで、ギャップのあるユーザーを特定

分析から得た示唆や価値

機能の利用状況に応じて、フォローアップの優先順位を決定できた。

これまでは「リスク管理データを入力した顧客企業と取引関係がある企業数」しか分からなかったが、説明会後の具体的な活動状況まで把握できるようになった。

またリスク管理データを入力していない企業についても「機能Aを閲覧している」「機能Bを利用している」といった行動を確認できるようになった。その結果、顧客の関心度を可視化でき、フォローアップの優先順位を明確にすることで、より効果的なアプローチが可能になった。

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